2015年03月16日

現代風に再現『山海経』の神獣妖怪たち

西洋の奇書プリニウスの『博物誌』に対し、東洋にも『山海経(せんがいきょう)』という奇書がある。
その『山海経』は前秦時代の最も重要な古代中国の地理書であり、神話伝説について書かれた奇書でもある。中央美術学院絵本創作工作室の劉力文は『山海経』の神仙妖怪の様子を現代風の絵に描き出し、『山海獸』と名付けたそうな。

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獓エツ(ゴウエツ)
獓エツ(けものへん因)と書き三危山にいる人を食べる獣で、ウシに似ていて、四本の角があり、毛が長く、蓑(みの)のようだという。

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矔疏(カンソ)
ユニコーン、火を押しのける。最初に登場した獣。『北山経』

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蠱雕(コチョウ)
鳥に似て鳥ではない、ヒョウに似てヒョウではなく人を食べる獣である。一つ角で鳴き声は赤子の泣き声に似ている。

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讙(カン)
翼望山にいる獣で長いタヌキのよう、体は市遺作一つ目で三つの尾がある。百種類の動物の鳴き声をまねすることができ、その肉は薬になるという。

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九尾の狐
北にいる青丘国に九尾の狐がいる『海外東経』。青丘之国に九尾の狐がいる『大荒東経』。史書に記載されいる九尾の狐が中国の最初の王朝といわれる夏の大禹と涂山氏の縁をを取り持ったという。中国の古書の中で最も早い結婚仲介の話である。伝説の中では彼女の肉を食べると邪気に会うことなく、蠱毒という呪術にも耐性ができるという。山海経に三回も登場し、後世に子孫繁栄を表す縁起のいい絵柄とされるようになった。

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舉父(ケンフ)
崇吾山の恐ろしい獣で、よくものを投げ、虎やヒョウですら恐れられるという。

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狸力(リリキ)
櫃山にいる恐ろしい獣で、イノシシに似ていて、四肢が長く長い爪があり、牙を持つ。起伏の多い土地におり、そのため土木工事の前触れとされた。

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猙(ショウ)
章峨山という近くに草の生えない青玉の多い山中にいて、五つの尾と角を持ち、雄叫びは雷のごとく石も割る、そして虎やヒョウを食べる。(青玉はサファイアかラピスラズリ)

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中山神または鐘山神
女児山から賈超山に至る十六座山、周囲3500里に棲む。その山々の神は皆馬の体に竜の首を持つ。またの名を中山神という。(『中次久経』解読)。

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帝江(テイコウ)
『山海経』第2巻『西山経』に:「西三百五十里のところにある天山の金と玉の多い土地があり、雄黄などの硫化物もあり、綺麗な水が湧き、西南に流れて果ては日の落ちる向こうまで伸びているという。ここにとある神鳥がいる、それは黄色の袋か赤い火のようで、6つの足に4つの翼を持ち、顔がなく、歌や舞に見識があるこれがテイコウである。」このほかにも『庄子』、『神尋経』にもこの名が記載されている。

【参考】山海経動物記
【参考】怪力乱神を騙ろう〜『山海経談義』〜

 


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渋沢達彦の『プリニウスと怪物たち』で博物誌には、オカルトっぽい部分は学問的には軽くスルーされてるって話を読んだけどそんなにスッパリ切り分けできるんだろうか?ってちょっと気になったりして・・・

このイラストに関しては至ってディープ。馬の頭に角って誰でも思いつきそうではあるけど、これを見るているとユニコーンって中国出身かもって思ったりする。だってこういうのって早い者勝ちだもんね。







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posted by じえじ at 19:38 | Comment(0) | 中国語ニュース